Facebook広告で配信メニューにあるカルーセル広告を徹底解説いたします。カルーセル広告のメリットやデメリット、種類や料金、成果を出すコツや設定方法まで詳しく解説して参ります。画像サイズ、動画サイズ、クリエイティブの枚数、実際の作り方のような細かいところまで解説しますので、最後までご覧ください。
まずはじめに、カルーセル広告という言葉を聞いたことはありますでしょうか。カルーセル広告を少し聞いたことがあったり、実際に配信メニューとして使っている人がこの記事をご覧いただいているかと思います。そのような人たちにとって、以下のような疑問があるのではないでしょうか。
「Facebook広告のカルーセル広告を使うとどうなるのか?」
「Facebook広告のカルーセル広告ってそもそもなに?」
「Facebook広告のカルーセル広告で成果を出したいけど、どうしたらいい?」
「Facebook広告のカルーセル広告の設定方法がわからない」
本記事によって、こんなことを学び、実際にできるようになります!
・Facebookカルーセル広告がどういったものか理解できる
・Facebookカルーセル広告のメリットやデメリットが知れる
・Facebookカルーセル広告の種類や料金を知ることができる
・Facebookカルーセル広告で成果を出すコツを学べる
・Facebookカルーセル広告の設定方法をマスターできる
Facebookカルーセル広告とは?
カルーセル広告とは「複数の画像やビデオをスライドショーのように表示することができる」広告です。各スライドには独自のコンテンツやキャプションが含まれ、ユーザーは左右にスクロールすることで広告を切り替えることができます。
Facebook広告では、カルーセル広告を利用することができるので、Facebook広告をご利用される予定・している方はぜひ前向きにご検討ください。
Facebookカルーセル広告の3つの特徴
カルーセル広告には以下のような3つの特徴がございます。
①1つの広告で、複数の画像や動画を設定することができる
②1つの広告で、複数のCTAを設定することができる
③1つの広告で、画像や動画ごとにリンク先URLを設定することができる
Facebookカルーセル広告の特徴① 1つの広告で、複数の画像や動画を設定することができる
カルーセル広告では、画像や動画を複数設定することができる特徴があります。Facebookカルーセル広告では、最小枚数は2枚・最大枚数は10枚と設定することができます。
画像や動画を複数設定することで、1つの広告で訴求できる情報量が増えます。そのため、ユーザーは商品やサービスをイメージしやすくなり、コンバージョン率が上がったり、コンバージョン後の熱量が高いという現象が起きるでしょう。
Facebookカルーセル広告の特徴② 1つの広告で、複数のCTAを設定することができる
次にFacebookカルーセル広告では、画像や動画ごとにCTA(コールトゥアクション)を設定することができます。ここでいうCTAボタンの定義は、ユーザーに購買や登録を促すボタンや文言を指しております
・画像に「詳しくはこちら」という文言を記載
・画像に「ダウンロードしませんか?」という文言を記載
・動画に「予約するはボタンから」という文言を記載
さまざまなパターンが考えられます。LP(ランディングページ)へ誘導するためにクリエイティブ画像・動画ごとに適切なCTAが異なってくるかと思います。画像や動画ごとに1つ1つ丁寧にCTAを設定することによって、コンバージョンする確率を上げることができます。
しかしながら、注意が必要なのは、画像や動画ごとに「CTAボタン」を設定することができるということではありません。CTAボタンは1つの広告に対して1つしか設定することができないので、把握しておいてください。
Facebookカルーセル広告の特徴③ 1つの広告で、画像や動画ごとにリンク先URLを設定することができる
Facebookカルーセル広告では、画像や動画ごとにリンク先URLを設定することができます。
例えば、以下のような設定にすることができます。
・画像A 商品Aの画像→商品AのURL
・画像B 商品Bの画像→商品BのURL
・画像C 商品Cの画像→商品CのURL
さきほどのCTAボタンと違い、リンク先URLは画像ごとに設定することができるので、1つの広告で複数の商品やサービスを紹介して、適切なウェブサイトへ誘導することができます。
Facebookカルーセル広告のメリット&デメリット
Facebookカルーセル広告のメリットやデメリットについてもしっかり理解したうえで、使うかどうかを判断するべきです。ここでは、箇条書きでカルーセル広告のメリットやデメリットについて解説します。
Facebookカルーセル広告のメリット
・サービスや商品の使い方、流れを説明することができる
・サービスや商品を使ったときのイメージをさせることができる
・画像ごとにリンク先URLを設定できるので、一気に複数の商品を紹介できる
・1つ1つの画像に機能やメリットを説明することができるので、購買意欲が高まる
・複数の機能や推しポイントを一気に紹介することができる
Facebookカルーセル広告のデメリット
・制作リソースが、シングル画像と比較してかかってしまう
・逆に情報量が多すぎると、ユーザーに迷いが出てしまう
・キャンペーン目的に指定がある(エンゲージメントと動画の再生数アップは設定不可)
・メインテキストは個別に設定できない(見出しなどの広告文は個別に設定可能)
このようにメリットやデメリットを理解して、Facebookカルーセル広告を利用すか否か判断してください。
Facebookカルーセル広告の種類と入稿規定
まずはじめに、Facebookカルーセル広告の入稿規定について解説します。
Facebookカルーセル広告の入稿規定
画像ファイルタイプ:JPG、PNG
動画ファイル:MP4、MOV、GIF
推奨アスペクト比:1:1
推奨サイズ:1080 × 1080ピクセル
最大ファイルサイズ:画像:30MB、動画:4GB(長さは1秒~240分)
メインテキストの文字数:125文字以内
見出しの文字数:40文字以内
説明文の文字数:20文字以内
Facebookカルーセル広告の種類(配信面)
プラットフォーム | 配信面 | 広告の表示箇所 |
---|---|---|
フィード | Facebookのタイムライン上に表示 | |
右側広告枠 | Facebookの右側の広告枠に表示 | |
インスタント記事 | Facebookモバイルアプリに配信されるインスタント記事に表示 | |
Markeplace | ユーザーがアイテムを探して購入できるMarkeplaceに表示 | |
ストーリーズ | フォローしているユーザーが投稿したストーリーズの間に表示 | |
リール | オーガニックのリールの間に表示 | |
フィード | Instagramのタイムラインやフォロワーの投稿の間に表示 | |
ストーリーズ | フォローしているユーザーが投稿したストーリーズの間に表示 | |
リール | オーガニックのリールの間に表示 | |
ネイティブ | 提携モバイルアプリの記事やコンテンツの間に表示 | |
Audience Network | バナー | 提携モバイルアプリのページ上部などに表示 |
インタースティシャル | 提携モバイルアプリから移動する際の独立ページとして表示 | |
Messenger | 受信箱 | Messengerアプリのチャットもしくはストーリー部分に表示 |
Facebookカルーセル広告で成果を出す3つのコツ
Facebookカルーセル広告を使ってみたいけど、実際に使ったことがないからイメージができない、成果を出すための方法を教えてほしいという想いがあるのではないでしょうか。さらに具体的には、以下のような悩みが想定されます。
・どのようにして活用すればいいのか
・成果を出すためにはどのような構成がいいのか
・成果を出すためにはどんな訴求がいいのか
では、実際に筆者が過去の経験からFacebookカルーセル広告を利用したときに成果を出すことができたパターンをレクチャーしますので、是非参考にしてください。
Facebookカルーセル広告で成果を出す3つのコツ
①ストーリー性を持たせてインパクトを与える
②商品やサービスをイメージさせて、強い購買意欲を持たせる
③1つの商品やサービスをさまざまな角度から訴求する
Facebookカルーセル広告で成果を出すコツ① ストーリー性を持たせてインパクトを与える
Facebookカルーセル広告で、まずはじめに一番効果的な方法が広告に「ストーリー性」を持たせることです。
・起承転結がある構成にする
・読み進めることによって興味が沸く構成にする
・AIDMAの法則のような世の中のフレームワークを利用する
ストーリー性には大きな効果があります。例えば、テレビショッピングのジャパネットたかたを思い出してください。テレビであの話者の話を聞くことによって「買いたい」という感情になるのではないでしょうか。動画が用意できない場合でも、画像でストーリー性を持たせることでシングル画像よりも非常に大きなインパクトを与えることができるのではないでしょうか。
まだまだ他にもアイデアがあるかと思いますが、カルーセル広告を行うならまず鉄板でストーリー性のあるカルーセル広告を作成してみてください。
Facebookカルーセル広告で成果を出すコツ② 商品やサービスをイメージさせて、強い購買意欲を持たせる
ヒトは結局、自分が商品やサービスを使っている、利用しているイメージが沸かないから購入しない(厳密にはできない)ことがよくあります。そこで、Facebookカルーセル広告を使って商品やサービスをイメージさせて、購買させましょう。
・商品やサービスの使い方をイメージさせる
・商品やサービスを使った未来をイメージさせる
・実際に商品やサービスを使ったときの実例でイメージさせる
例えば、服をFacebookカルーセル広告で訴求した場合、実際に自分が着たときのイメージがつかないことがよくあります。そこで服を着た実物モデルを複数人用意して、自分の体形でもオシャレに着ることができるイメージを持たせましょう。そのようにすることで、購買意欲がかなり高まります!
Facebookカルーセル広告で成果を出すコツ③ 1つの商品やサービスをさまざまな角度から訴求する
最後に、Facebookカルーセル広告で1つの商品やサービスをさまざまな角度から訴求することについて解説します。例えば、化粧水を販売したいときの例で以下をご覧ください。
・乾燥肌を解消することができる画像
・しわを解消することができる画像
・ほうれい線を解消することができる画像
このように上記の画像を1つの広告に挿入することによって、複数の推しポイントを説明できます。悩みがいずれかに当てはまるときに、ユーザーが買いたいという気持ちになるでしょう。
Facebookカルーセル広告の設定方法
最後にカルーセル広告の設定方法について、解説します。
Facebookカルーセル広告の設定手順
①Facebook広告マネージャーを開く
②広告マネージャーの広告の階層で画像を選択する際に「カルーセル広告」を選択
③カルーセル広告の設定項目を記入(画像、動画、リンク、テキスト、URL)
④カルーセル広告のカードを作成(スライドショーを作成)
このような手順で進めていただければ、Facebook広告でカルーセル広告を設定することができます。難しくないので、進めていき、もしわからないことがあれば直接マイチームスにお問い合わせいただいても構いません!
まとめ
Facebookカルーセル広告について、解説しましたがいかがでしたでしょうか。本記事を読むことによって、Facebookカルーセル広告についてマスターできていれば嬉しいです。メリットデメリットを理解したうえで、今後利用するのかご検討ください。すでに利用している人は成果を出すためのコツを参考にしていただき、ヒントになれば幸いです。
Facebook広告では、カルーセル広告を始めとしたさまざまな広告がございます。それぞれを駆使して広告のパフォーマンスを最大化しなければなりません。Facebook広告を始めとしたSNS広告、リスティング広告やディスプレイ広告などのWeb広告などで、インハウス化支援・運用代行をご希望の場合はぜひマイチームスにお任せください。まずはお気軽にお問い合わせくださいませ!