Facebook広告をこれから始めようと考えている人は、Facebook広告のフィード広告について必ず基礎から応用まで知っておくべきです。現在Facebook広告のフィード広告を運用している人は、本記事を通してさらに理解度を上げてパフォーマンス向上につなげてください。
Facebook広告でもInstagram広告でもフィード広告を利用することができるようになりました。フィード広告を徹底理解して、Facebook広告(Instagram広告)で成果を出せる運用者になりましょう。
本記事によって、こんなことを学び、実際にできるようになります!
・Facebook広告のフィード広告の基本的知識が身に付く
・Facebook広告のフィード広告が配信される場所がわかる
・Facebook広告のフィード広告と他の広告との違いについて理解できる
・Facebook広告のフィード広告の運用注意点がわかる
・Facebook広告のフィード広告で成果を出すコツが学べる
Facebook広告のフィード広告とは?
- Facebook広告のフィード広告とは?
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Facebook(Instagram)のフィードとは、ユーザーにとってオススメな写真・動画・人物・モノを発見することができるホーム画面に表示される場所のことである。そのコミュニティと繋がることができるホーム画面に表示される広告のことをFacebook(Instagram)のフィード広告という。
Facebook(Instagram)のフィード広告の特徴
・ホーム画面に強制的にインプレッションさせることができる
・ユーザーがいいねや保存、コメントなどを発信することができる
・閲覧数、いいね数などを表示させることができる
・静止画と動画のどちらも普段からフィードで目にしている
・テキストも投稿されるので、文字でも訴求することができる
・ストーリーズにシェアできたり、友達にシェアできたり拡散力もある
このようにFacebook広告のフィード広告には特徴が明確にあり、その特徴を知ったうえで広告を配信していきましょう。
Facebook広告のフィード広告のサイズや文字数などのルール
Facebook広告のフィード広告を運用するにあたって、基本的なルールを知っておくと入稿ミス・配信ミスがなくなるので、ここはしっかり押さえておきましょう。
Facebook広告フィード広告の基本的なクリエイティブの推奨
(Facebook広告フィード広告のクリエイティブ推奨)
解像度:1,080ピクセル x 1,080ピクセル
アスペクト比:4:5
動画の音声:設定推奨(ただし任意)
動画のキャプション:設定推奨(ただし任意)
ファイル形式:MP4・MOF・GIF(GIFが特に推奨)
Facebook広告フィード広告の基本的なテキストの推奨
(Facebook広告フィード広告の推奨文字数)
メインテキスト:125文字以内
見出し:40文字以内
説明:30文字以内
Facebook広告フィード広告の3つの注意事項・コツ
Facebook広告フィード広告の1つ目のコツは、「説明」についてです。メインテキスト・見出しを複数個の登録をしなければ管理画面に現れません。説明の30文字も必ず登録したほうがいいと言っても過言ではないので、メインテキストと見出しを手抜きせずに登録して説明にテキストを入力しましょう。
Facebook広告フィード広告の2つ目のコツは、「推奨文字数」についてです。あくまで推奨ではありますが、文字数マックスで推奨通りテキストを登録しましょう。例えば、メインテキストが125文字に対して30文字しか設定をしていなければ、競合他社と比較したときに負けてしまいます。推奨文字数は目一杯まで登録を行いましょう。
Facebook広告フィード広告の3つ目のコツは「キーワード」についてです。メインテキスト・見出し・説明に広告配信するサービスや商材とマッチしたキーワードを複数登録を行ってください。できれば同じキーワードを複数回登録したり、共起語を登録したりFacebook広告のAIにサービスや商材名を「キーワードの登録」によってマッチング度が上がるように設定を行いましょう。
意外と皆さんが知らなかったり実践できていなかったりすることだと思いますので、ぜひ実践してみてください。
Facebook広告のフィード広告が配置される配信面
ここではFacebook広告のフィード広告で配置することができる配置のみに絞って解説して参ります。フィード広告では、ストーリーズやインストリームなどの配置にも設定することができ、さらに「Advantage+」を設定するとさらに費用対効果が良くなる傾向があるので、ぜひ利用してみてください。
キャンペーンの目的で選択することができる配信面についてですが、フィード広告では「Facebook、Instagram、Messenger、Audience Network」のすべてに配信することができます。
配置は広告マネージャーの広告セットの階層に「配置」という項目があり、そちらで設定をすることができます。では、実際に広告配置について以下にて解説いたします。
Facebookフィード広告が配置される配信面① フィード
フィードに広告を掲載して表示を増やすことで、ビジネスをアピールできます
Facebookフィード | アプリでFacebookを利用しているユーザーに配信 |
Instagramフィード | アプリでInstagramを利用しているユーザーに配信 |
Instagramプロフィールフィード | プロフィールフィードを閲覧すると、コンテンツの間に広告が表示 |
Facebook Marketplace | Facebook Marketplaceのホームページに配信 |
Facebook右側広告枠 | Facebook右側の広告枠に表示(PCユーザーのみ) |
Instagram発見タブ | ユーザーの興味関心に基づいてInstagramがおすすめの投稿を広告で表示 |
Instagram発見ホーム | Instagramでフォローしているアカウント以外のコンテンツを見ているときに表示 |
Instagramショップ | Instagram上に無料で開設できるオンラインショップに配信 |
Messenger受信箱 | Messengerのホームタブに表示される広告 |
Facebookフィード広告が配置される配信面② ストーリーズとリール
縦型のフルスクリーン広告で、色彩豊かなビジュアルストーリーを伝えることができます
Instagramストーリーズ | Instagramのストーリーズを見ているユーザーに配信 |
Facebookストーリーズ | Facebookのストーリーズを見ているユーザーに配信 |
Messengerストーリーズ | Messengerのストーリーズを見ているユーザーに配信 |
Instagramリール | Instagramのリール投稿を見ているユーザーに配信 |
Facebookリール | Facebookのリール投稿を見ているユーザーに配信 |
Facebookフィード広告が配置される配信面③ インストリーム
動画やリール動画の視聴前・視聴中・視聴後にリーチ
Facebookインストリーム動画 | Facebookの記事内にある動画の再生中に流れる動画広告 |
Facebookリール広告 | Facebookのリールとリールの間に流れる広告 |
Facebookフィード広告が配置される配信面④ 検索
検索を利用している人にビジネスをアピールできます
Facebook上の検索結果:Facebookに関連する検索結果の横に表示
Facebookフィード広告が配置される配信面⑤ 記事内
コンテンツを読んでいる人向けにインタラクティブな広告を配信できます
Facebookインスタント記事:Facebookモバイルアプリに配信されるインスタント記事に表示
※インスタント記事は、2023年4月中旬から利用できなくなりますと注釈あり
Facebookフィード広告が配置される配信面⑥ アプリ
外部のアプリやウェブサイトに掲載した広告でリーチを拡大することができます
Audience Networkネイティブ、バナー、インタースティシャル | Audience Network内のアプリに表示 |
Audience Network動画リワード | 動画を見た人がアプリ内のアイテムやコインなどをもらえる仕組み |
Audience Networkインストリーム動画 | Facebook外部のアプリで動画コンテンツを視聴しているユーザーに対して配信される広告 |
Facebook広告のフィード広告を運用する際の注意点
Facebookフィード広告の注意点① プレビュー画面で必ず確認する
Facebook広告(Instagram広告)を配信する前に広告マネージャーの「広告セット」「広告」の階層でプレビューを確認して、広告が正しく反映されているか確認を必ず行いましょう
広告プレビューではそれぞれ配信結果について、確認を管理画面をすることができます。
・フィード
・ストーリーズとリール
・動画とリール動画のインストリーム広告
・検索
・記事内
アスペクト比、解像度など正しく設定したつもりでもミスがあった場合はこちらで確認をしてクリエイティブを作り直しましょう。
Facebookフィード広告の注意点② 広告ポリシー違反
広告ポリシー違反は、経験が少ないほど・PDCAを回す回数が多いほど発生する可能性がございます。広告ポリシーの違反は明確にどこが悪いのかを知ることができません。抽象的な表現で「不適切な画像」「非現実的な結果」などの警告が届くので、必ず確認をしましょう。
一番良くない例は、広告ポリシー違反を放置することです。違反回数が多いことも問題になる可能性がございますが、放置が一番NGです。またポリシー違反となった広告等は削除をすることを併せてオススメいたします。使わなくなったキャンペーンなどがオフのまま大量にあることも良くないので、その都度広告マネージャーの整理を行いましょう。
一番最悪のケースでは、アカウントがBAN(いわゆるアカBAN)されることがございます。入稿ミスやポリシー違反をなるべく少なくして、ルールに乗っ取った正しい運用を身に付けましょう。
Facebook広告のフィード広告で成果を上げる2つのコツ
Facebookフィード広告で成果を上げるコツ① 情報量を最大化させる
まず1つ目に非常に重要なことを説明いたします。これはフィード広告に限った話ではないですが、Facebook広告(Instagram広告)で以下の項目をすべて入力することが成功への第一歩と言えるでしょう。
メインテキスト:最大5つまで設定可能
見出し:最大5つまで設定可能
説明:最大5つまで設定可能
したがって、メインテキスト・見出し・説明ですべて5つずつテキストを推奨文字数いっぱいで登録しましょう。そうすることで成果が最大化されます。
Facebookフィード広告で成果を上げるコツ② 画像内のテキスト比率を20%以内に抑える
もともとFacebook広告では、画像に対してテキスト比率が20%以上だと広告を掲載することができないというルールが設定されていました。しかし、現在はルールが撤廃されており、何%であっても広告を配信することができます
しかしながら、Meta社にはこの概念は根強く残っていることが過去のルールからも想像できます。Facebook広告(Instagram広告)がなぜ画像に対するテキスト比率を20%以下ということでMeta社が推奨していたかと言うと、画像内のテキストを20%未満にすることで高いパフォーマンスが得られると考えていたからです。そしてその内容は公式のリファレンスにも明記されています。
筆者の経験に基づくオススメは、画像内のテキスト比率20%以下のクリエイティブを使うことです。ただし、あくまでその他テキスト比率20%以上のクリエイティブも同時に併用してABテストを行ってください。そうすることで本当に効果の良いクリエイティブに対して広告予算が消化されるので、費用対効果を最大化させることができます。
まとめ
今回、Facebook広告(Instagram広告)のフィード広告に絞って解説をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。結論を申し上げると、Facebook広告・Instagram広告を使う広告主の方はマストでフィード広告を利用すべきでしょう。
どこに配置すればどのように配信されるか、適切な設定方法などについて本記事を通してしっかり学び、成果を出す広告運用者になっていただきたいです。
筆者の運用経験をもとに深い部分まで掲載させていただきました。とはいえFacebook広告の運用基礎・運用ノウハウのまだまだ一部分に過ぎません。成果を最大化させるためには、経験とプロの知見が間違いなく必要です。Facebook広告(Instagram広告)効果に不安がある・現状の費用対効果が良くないなど、そんな方はぜひ一度マイチームスにご相談ください!