Facebook広告のメインテキストは、広告の効果を上げるために非常に大切な要素です。特にクリック率に大きく起因しますので、その点のコツなどを踏まえて解説いたします。
Facebook広告では、静止画バナーや動画などのクリエイティブを改善することでクリック率をUPさせることもできますが、メインテキストや見出し、説明なども非常に大事な要素です。Facebook広告ではクリエイティブを優先させる傾向があるため、メインテキストを始めとした広告文に対して意外と意識できていないケースが多いですが、改善を繰り返すことで必ずクリック率は上昇します。
今回はそんな大切だが、意外とないがしろにされやすいFacebook広告のメインテキストについて徹底的に解説いたしますので、ぜひ最後まで読んでください。
本記事によって、こんなことを学び、実際にできるようになります!
・Facebook広告のメインテキストの理解が深まる
・Facebook広告のメインテキストのルールが理解できる
・Facebook広告のメインテキストでコツが理解できる
・Facebook広告のメインテキストに入れるべきキーワードがわかる
Facebook広告のメインテキストとは?
まずは、Facebook広告の全体的な仕様ですが、広告を作り出すものとしてユーザーが目に触れるものは、大きく分けると下記4つで構成されています。
1,メインテキスト
2,クリエイティブ(静止画バナー・動画等)
3,見出し(任意)
4,説明(任意)
Facebook広告は、ユーザー目線だとフィードやストーリーズなどに配信されたとき、やはり一番目を引くのはクリエイティブ(静止画バナー・動画)です。スマホモバイル画面の大半を占めており、フォントやカラーなどのデザインによってユーザーへ広告をアプローチすることができるので非常に有効的です。
このクリエイティブの改善はどの企業も頻繁に行います。しかしながら、Facebook広告で広告文であるメインテキスト・見出し・説明を定期的に見直している企業はどれだけあるでしょうか。競合他社があまりこだわって修正を行っていないからこそ、ここに神経を注ぐことによって効果改善が期待できます。
本記事ではFacebook広告においてメインテキスト・見出しなどの広告文はクリック率に起因すると申し上げており、それは間違いない事実です。それと同時に筆者の考えでは、Facebook広告のメインテキスト等の広告文を変更することによってCVR(コンバージョン率)に大きく影響を及ぼすと考えているので、その改善ポイントや運用のコツなども公開させていただきます。
Facebook広告のメインテキストの推奨文字数・規定
先ほど申し上げたようにFacebook広告の広告文は、メインテキスト・見出し・説明の3つの要素から構成されております。
※説明は、メインテキスト・見出しを設定しないと出現しない項目なので、ご注意ください
それぞれのFacebook広告・広告文の推奨文字数を広告別に以下に記載いたします。
・画像広告
メインテキスト:125文字以内(リンクNG)
見出し:25文字以内(リンクOK)
説明:30文字以内(リンクOK)
・動画広告
メインテキスト:125文字以内(リンクNG)
見出し:25文字以内(リンクOK)
説明:30文字以内(リンクOK)
・コレクション広告
メインテキスト:90文字以内(リンクNG)
見出し:25文字以内(リンクOK)
説明:30文字以内(リンクOK)
※説明は表示されないケースあり
・カルーセル広告
メインテキスト:125文字以内(リンクNG)
見出し:25文字以内(リンクOK)
説明:30文字以内(リンクOK)
あくまでMeta社によるFacebook広告(Instagram広告)での推奨文字数ですが、文字数を超過しても問題ございません。ただし、文字数が多くなってしまうと、「See More」「LEARN MORE」などのように省略されてしまい、全文が表示されないケースがございます。それでも広告の成果に影響が出たり、広告が表示されなくなったりすることはございませんので、ご安心ください。
Facebook広告のメインテキストのコツ
Facebook広告の広告文であるメインテキスト・見出し・説明に関するコツ、押さえておいたほうが良いポイントについて解説いたします。
推奨文字数上限まで入力する
先述で申し上げた、広告ごと・広告文ごとの推奨文字数を参考に、文字数を目いっぱい使ってください。推奨文字数を超過しても問題ございません。
例えば、メインテキスト125文字に対して30文字しか入っていないと、広告の成果に悪影響が出る可能性がございます。それは、Facebook広告に限らずですが、推奨文字数などがウェブサイトで確認することができた場合、限りなく推奨文字数に近い文字数で入力を行ってください。したがって、Facebook広告のメインテキストが125文字なので、125文字目一杯まで使えるように設定してください。
理由は、Facebook広告側が推奨しているからという点と、推奨文字数に適切なキーワードを入れることでユーザーマッチングが良くなるからです。広告の成果に直結しますので、今からFacebook広告を運用する方は頭に入れておいて、現状Facebook広告を運用している方は設定できているか見直しをお願い致します。
1つの広告に対して必ず5つのメインテキストを登録する
Facebook広告マネージャーから設定することができるデフォルトの設定では、メインテキストが2つしか設定することができない仕様になっております。しかし、筆者のオススメは「追加する」をクリックして5つすべて登録することをオススメしております。
理由は、Facebook広告のAIがユーザー1人1人に対して適切な広告文を配信する仕組みになっているので、ユーザーがクリックしやすそうな広告文を自動で配信してくれるため、選択肢が多いほうがいいからです。
Facebook広告では、メインテキストだけではなく見出し・説明についても必ず5つを設定するようにしてください。現在、Facebook広告を運用している方はここが5つ登録されているか今一度見直しをお願い致します。
Facebook広告のメインテキストに入れるべきキーワード
メインテキストの中でも「どのようなキーワード」を入れるべきなのか、キーワードにとことん絞った解説をさせていただきます。参考にしていただくことによって、クリック率が上がったり、CVR(コンバージョン率)が上がったりすることが期待できますのでぜひ参考にしてください。メインテキストだけではなく、見出し・説明など広告文すべてに転用できることを記載させていただきます。
①自社サービス・商品に関連するキーワードを入れる
まず1つ目ですが、広告主はFacebook広告を掲載する前に広告文(メインテキスト・見出し・説明)に自社が宣伝するサービス・商品のキーワードが入っているか必ず確認をして下さい。なぜなら、Facebook広告はクリエイティブと広告文から判断して、どのようなユーザーに広告表示をするかを決めているからです。その他、ウェブサイトへ遷移する場合は、ピクセルを埋め込んでいるかと思いますが、Facebook広告ではウェブサイトのコードも読んでユーザーと広告をマッチングしております。
例えば、スポーツジムの新規会員登録のFacebook広告を打ち出したときに、広告文に「スポーツジム」「トレーニングジム」「筋トレ」などのキーワードが適切に挿入できているかどうかです。このようにサービスと直接関係のあるキーワードや共起語を入れたりすることによって、狙っているユーザーへリーチすることができます。
Facebook広告ではターゲティングの精度が高いと言われますが、広告とユーザーをどのようにマッチングしているのだろうと考えた時に、このような仮説が大いに期待できます。
②行動を促すアクションキーワードを入れる
2つ目は、Facebook広告の広告文に行動を促すようなアクションキーワードを含めようということです。ユーザーが思わずクリックしたくなる、行動したくなるようなキーワードを含めることでクリック率が上がると言われております。
具体的には、下記のような文言を入れると良いでしょう。参考にしてみてください。
・~はこちら
・クリックしてください
・今すぐ○○してください
・まずは○○してください
あくまで一例ですが、ユーザーに具体的な行動を促すキーワードやセンテンスを入れることによってクリック率に良い影響を及ぼすでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
③具体的な数字を入れる
次に、Facebook広告の広告文に具体的な数値(値段・パーセンテージ・実績)などを入れることによってクリック率・コンバージョン率が上がることが期待できますので、実践してみてください。人間心理として、安全安心・権威性などによって心理的安全性が担保され、クリックしたり購入したりしますのでこちらもぜひ参考にしてください。
・継続率○○%
・満足度○○%
・限定〇名
・100%返金保証
・人気No1
・〇割の人が~
ただし、数字を入れる時に注意がございます。具体的な数値を出す場合は根拠を明示しなければなりません。どの機関が出した数値なのか、何人にアンケートを取った結果なのか、規定はあるのかないのか、あるのであればどのような規定なのかなど、ウェブサイトや広告に出す情報として正しくルールを守って出稿してください。
④ユーザーが思わずクリックしそうなキーワードを入れる
最後に、Facebook広告の広告文にいれるべき筆者のオススメのキーワードを提示させていただきます。キーワードの重要性はご理解いただけましたでしょうか。たかがキーワードですが、されどキーワードです。キーワードには法則や定義がその他にも多数ございますが、今回は筆者オススメのキーワードを以下に記載いたします。
・裏技
・禁断の
・圧倒的
・穴場な
・イチオシ
・完全攻略
・一挙大公開
・SNSでバズっている
ぜひ4つのキーワードについて実践していただき、費用対効果を上昇させて利益率UP・事業をスケールさせてください。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
まとめ
Facebook広告のメインテキスト・見出し・説明などの広告文について、徹底解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。Facebook広告において、クリエイティブにこだわって何回も改善している企業は多数ございますが、メインテキストを含む告文にこだわって何回も改善している企業は少ないように感じます。
メインテキスト・見出し・説明のそれぞれの費用対効果を見たいときはFacebook広告のレポート機能を上手く使ってください。インプレッションが出にくい広告文やCVRが出にくい広告文分など、ボトルネックになっている広告文を見つけ出して改善を繰り返しましょう。
筆者の経験を踏まえて書かせていただきました。Facebook広告(Instagram広告)効果に不安がある・現状の費用対効果が良くないなどの状況であればぜひ一度マイチームスにご相談ください!