【LINE広告の審査基準とは?】審査落ち事例・日数・アップデート情報!

LINE広告 審査

 

LINE広告の審査に特化した記事を執筆しました。LINE広告を出稿する広告主にとって広告の審査とは一生付きまとう問題です。LINE広告では、審査落ちとなった場合具体的にどこに問題があるのか教えてくれないので、基本的には自分で仮説を立てて改善していかなければなりません。具体的な例も記載しますので、審査落ち解消にお役立てください。

本記事によって、こんなことを学び、実際にできるようになります!

・LINE広告の審査落ちの概要について知れる
・LINE広告の3つの審査落ち項目について理解できる
・LINE広告の審査アップデートの具体的内容が知れる
・LINE広告でなぜ審査落ちをしたのかヒントを得れる
・LINE広告の審査落ちを解決することができる

目次

LINE広告の審査落ちとは?

ライン広告審査ルール

出典:https://www.linebiz.com/jp/column/policy/20200225/

LINE広告を含めた各種広告では「審査」というモノが存在しています。その審査基準は各メディア媒体によって異なりますので、今回はLINE広告の審査に焦点を当てて解説して参ります。その他のメディアでは基準が違いますので、予めご了承ください。

LINE広告では、審査の結果、アカウントや広告が不承認となった場合は「審査落ち」という状態になって、実際に広告は出稿されません。この審査落ちになった場合、LINE広告では具体的にどこに問題点があるのか・問題点に対する解決策をLINE社が都度教えてくれるということはありません。

したがって、そのため、LINE広告ではポリシーやガイドライン、具体的に想定される審査落ち理由を知っておく必要があります。そんな方たちの参考にぜひなればと思っておりますので、本記事をご確認・ご活用ください。

LINE広告の3つの審査項目とは?

コツ・ポイント

LINE広告では、大きく分けると3つの審査が存在しています。このような仕組みを理解しておけば、もし審査落ちしたケースでも改善案を見つけ出すことが早くなるので、3つについて理解しておきましょう。その3つは以下です。

(LINE広告の審査項目)
【1】LINE広告アカウント
【2】クリエイティブ
【3】広告

それでは、3つに関してそれぞれ詳しく解説して参ります。

LINE広告の審査項目【1】 LINE広告アカウントの審査

LINE広告アカウントの審査は大きく分けると2つございます。

①広告主の審査

まずLINE社から一番初めに行われる審査は、LINE広告アカウント自体の審査です。その審査は具体的に以下の項目から審査がかけられます。

・ビジネス名(会社名や屋号など)
・住所
・代表者名
・メールアドレスや電話番号など
・ウェブサイトURL

アカウント情報に不備がある、もしくはアカウント情報の審査結果から不承認になる可能性があるので、正しく情報を記載することができているか確認しましょう。基本的には第三者がURLを活用することは難しいので、アフィリエイトなどをする場合は注意が必要です。

②LINE広告に配信できない商品・サービスではないか

次に、LINE広告アカウントの審査落ちで最も想定される、LINE広告に配信することができない商品やサービスではないかという点です。具体的には以下の商材やサービスを配信することができないです。一部を抜粋いたしましたので、ご確認ください。

・宗教関連
・ギャンブル関連、パチンコ等
・アダルト関連
・出会い系、マッチングサイト等
・連鎖販売取引
・たばこ、電子タバコ
・武器全般、毒物劇物
・生体販売
・未承認医薬品⋅医療機器等
・消費者金融などの貸金業、質屋
・ネット関連ビジネス
・チケット転売業
・その他弊社が不適合と判断した業種⋅業態、商品⋅サービス

引用元:【LINE広告】出稿対象外となる業種・サービスについて|LINE for Business

LINE広告の審査項目【2】クリエイティブの審査

LINE広告のクリエイティブとは、広告として実際に表示される「画像」「動画」「テキスト」のことを指しております。テキストもクリエイティブに含まれますので、認識を合わせておいてください。クリエイティブ審査では実際に以下の項目がチェックされます。

・画像
・動画
・アプリ(アプリ名やURLなど)

これらの内容が、ユーザー目線で不快感を与えないかなどをチェックしております。クリエイティブの審査落ちが発生した場合は上記の3項目をご確認ください。

LINE広告の審査項目【3】広告の審査

LINE広告のクリエイティブとは、「サービス」「遷移先のウェブサイト(LP)」のことも指しております。こちらも併せて認識を合わせておいてください。審査項目としては以下です。

・画像(メディアより登録した場合)
・動画(メディアより登録した場合)
・カルーセル(メディアより登録した場合)
・タイトル
・ディスクリプション
・アクションボタン
・ランディングページ
・アプリ(メディアより登録した場合)

このような項目が実際にチェックされます。クリエイティブと同様にユーザー目線で不快感がないか、ランディングページと広告の内容が一致しているかなども見られております。その他法律に関する、薬機法・景品表示法や健康食品関連(機能性表示食品・特定保健用食品)などもかなり厳しくチェックされています。LINE広告で、健康食品・美容関係の広告を掲載する場合はご注意ください。

LINE広告の審査アップデート(期間含む)

アップデート

2023年1月末、LINE社はLINE広告の審査について大幅なアップデートを行ったことを発表いたしました。具体的には以下3点のアップデートを行ったようです。

①審査体制の強化に伴う「審査時間の大幅な短縮」
②新たに出稿することができる「業種・サービスの追加」
③広告アカウントのカテゴリーを新設

LINE広告の審査に関する重要な内容なので、それぞれについて詳しく解説して参ります。

①審査体制の強化に伴う「審査時間の大幅な短縮」

これまでLINE広告では、アカウント審査に最大5営業日・広告やクリエイティブの審査に最大5営業日ほどかかるということで最大10営業日要すると、よく巷で他の広告と比較をして審査期間が長いと噂されておりました。今回、大幅なアップデートを行い大きく改善されたようです。具体的には以下のような改善が行われました、

・24時間365日体制
・システム審査の強化
・目視検査の体制強化
・素材ごとの審査から広告全体の審査へ変更

これにより具体的には明示されていませんが、LINE広告は「最短5分」で審査を完了させることができると発表がありました。正直過去の審査機関と比較すると大きな変更で驚いています。私たち広告主としては非常に嬉しいアップデートですね。筆者の個人的感覚でも、レベル違いの審査スピードになっています。

②新たに出稿することができる「業種・サービスの追加」

次に今まではLINE広告に出稿することができなかった業種・サービスをLINE広告で新たに掲載することができるようになりました。今回のアップデートで新たに出稿することができるようなったサービスや業種だけを抜粋して以下に記載致します。

・占い
・質屋
・暗号資産交換業
・政党
・被験者の募集
・身体機能検査関連キット
・探偵業
・募金、寄付金の募集
・あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう、柔道整復
・クラウドファンディング(投資型、寄付型)
・開運・魔よけなどの商品、サービス
・生体販売(ペットなど)
・各種金融商品(先物・オプション取引など)
・貸金業・カードローン(個人向け無担保無保証貸付)

こちらも正直驚きレベルです。他の広告では現在も出稿することができない業種・サービスでLINE広告だと出稿することができるものもあるので、対象の業種・サービスをお持ちの方はぜひLINE広告をお使いください。

③広告アカウントのカテゴリーを新設

LINE広告で新たに「LINE広告アカウントカテゴリ」が新設されました。これによって以下のようなことが以前と比較するとできるようになりました。

・同ジャンルであれば、複数の広告アカウントを持つ必要がなくなった
・したがって、1つの広告アカウントで複数商材を出稿することができるようになった
※しかしながら、業種が異なるサービスを保有している場合はこれまで同様複数のアカウントを持つ必要あり

このようにさまざまなアップデートにより、広告主のメリットが増えたことになります。おさらいを含めてまとめると「審査時間が短縮」「出稿できる商品やサービスの幅が広がった」「1つの広告アカウントで複数商材の広告を出稿可能」という3つのメリットが今回ありました。今後もLINE広告のアップデートには期待したいですね。

LINE広告のよくある審査落ち例

参考例・具体的な事例

LINE広告でよく発生する審査落ちの例を共有させていただきます。審査落ちになって原因がわからない場合は、ぜひこちらを参考にしてください。

広告アカウントが審査落ちしたケース

では具体的に、LINE広告アカウント自体が審査落ちとなった場合のよくあるケースについて共有させていただきます。

広告アカウントでの審査落ち例
・株式会社、合同会社などを省略している
・ウェブサイト(LP)と広告主の正式名称が異なる
・ウェブサイトのURLが無効
・広告主の代表者名、概要、住所などの不備がある
・広告アカウントカテゴリーが実際の商品やサービスと乖離がある
・LINE公式アカウントのID設定が間違っている

このあたりが想定されることなので、広告アカウントが審査落ちになった場合は見直してみてください。

クリエイティブ・広告が審査落ちしたケース

次に、よくあるLINE広告のクリエイティブや広告が審査落ちになったケースに絞って解説いたします。具体的な例は以下です。ご確認くださいませ。

・ユーザビリティーが低いと判断される表現
・ユーザーが不快と感じる可能性がある表現
・不当表示に該当する可能性がある表現
・投機心や射幸心を煽る可能性のある表現
・第三者が権利を有するものを利用した表現
・友だちと正しい表現でない場合(友達、ともだち、お友だちはNG)

広告主として掲載した広告がこのような表現になっていないか、クリエイティブ・広告の審査落ちが発生した場合は上記を参考に修正して審査落ちを攻略してください。

まとめ

まとめ

今回、LINE広告・審査について詳しく解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。現状、LINE広告を利用して審査落ちなどに苦戦している、今後LINE広告を検討していて審査基準について知りたいなど役に立ったのではないでしょうか。

LINE広告をはじめとした各種広告では審査が厳しいものになっています。ただし、LINE広告のアップデートのように新たな業種・サービスの利用ができるようになったり、正しい最新の情報を掴むことは非常に大切です。今後もアップデート等あれば記事を更新して参ります。

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